工業高校卒業後、東京の製造会社で働いていましたが、入社後すぐにその会社の業績が悪化して退職する事となり、父が勤めていた塩塚建設にお世話になる事になりました。入社して最初の頃は資格もなく、慣れない仕事で失敗も多く、辛いと感じた事もありました。しかし、会社に多くの資格取得の応援をして頂き、玉掛け・潜水士・移動式クレーンと必要な資格を取得する事ができました。今や18浩鉄号の船長をさせていただくまで成長する事ができ、仕事を辛く感じていた若い頃、幾度となく助けていただいた先輩方には感謝の気持でいっぱいです。
第18浩鉄号は全国で港湾事業を行なっております。平日は船で寝泊まりしていますが、土日は宮崎の実家に帰って、両親や気の合う仲間と過ごしています。船で一緒に過ごしている料理長の腕前はプロ並み。毎日の食事は楽しみで仕方ありません。
船の仕事といえば漁船をイメージする方が多いのですが、日本には浚渫工事・港湾工事などの海上で建設工事を行う会社が存在します。多くの方に私たちの仕事を知って頂き、日本の港湾インフラや魚礁が守られている事をご理解頂ければと思っております。 この仕事は海面しかなかった場所に土台ができ、据え付け、防波堤が完成していく過程を見ながら日本の地図を作る仕事だということを改めて実感できます。その喜びと感動をぜひ一緒に共有していきましょう!